いずみ市民生協 2004年度 無事故を誓うつどい
2004/09/25 (「TAV交通死被害者の会」会員として講演)
25日(土)、堺市民会館での講演が無事終了しました。
大阪いずみ市民生協「交通事故死三度繰返さない集い」。
最初の死亡事故が20年前、二番目が12年前です。
度目を決して起こしてはならないと、生協をあげての取組み。
約450名の職員・ドライバーが集まりました。講演が一番最初。
黙祷を初めにお願いしうつむくと、全員が起立したのです!
冊子【KENTO】を全員で一緒に開き、説明しながら見渡すと
全員が冊子に見入っていました。
講演後、ビデオで2件の事故内容を図面化したものを基に、
問題点を明確化・指摘し、その後の対策・取組みを見ました。
毎年行なわれる墓参の様子もありました。
また今でも重大事故が起こり続けている報告があり、ドライバーに何が欠けているか、
原則は何か、なぜ実行できないかetc.を突き詰めて話していました。
消費者・利用者の家々の前まで配達する点は、ヤマト運輸もまったく同じです。
ケントの事故後、クロネコヤマトに執って貰いたかった行動が、
いずみ市民生協にあります。できることなのです。
近畿圏の他の生協に、いずみ市民生協ような活動が広まって欲しいです。
市民の生活圏に入り込み運送している生協や宅配会社には、必ず死亡事故が発生します。
クロネコヤマトの昨年度の死亡事故は例年になく増えているようです。
資料を取寄せましたが、まだ整理できていません。
'02年度分の倍のページ数の重大事故報告書が手元に国土交通省から届きました。
20年間に2名の死亡事故を起こしたいずみ市民生協、
1年間に約10名の死亡事故を毎年続けているヤマト運輸。
車両の多さにその差の要因があるとは決して言えません。
長くなりましたが、報告を終わります。
児島 早苗