ご報告
2009/08/02
判決文全体に一度目を通しました。
刑事裁判の折に感じたことを、民事裁判においても実感したのですが、「地裁」は、いわゆる <ふるい> の役目を果たす立場、ということでした。
一般の人々にとり、生涯で、自らの裁判を持つ体験はごく稀なことです。刑事・民事に関わらず、初めての体験でストレスがあり、知識を蓄える
時間もあまりなく、弁護士といえど、知識豊富でない素人相手に、ワンパターンな取組みを押し付けがちなのが昨今の実情。
そして、訳がよくわからないうちに地裁判決が出る。思ってもいない判決が出たなら、そこでどっと疲れ、打ちのめされる。運良く、原告・被告の
両方がこの段階で諦めるなら、裁判所はもうそれ以上、手を煩わされずに済む。「真相究明」という大命題に、正義感溢れ、心身を打ち込んで取組む裁判官がいったいどれだけの割り合いでいるのか。
このままにしてはいけないとさらに立ち上がり、「高裁」にまで進むと、そこには、レベルアップした有能な裁判官の集団がいて、諦めずに来たのであれば、自分達も手を抜けないなと取組み始める。そんな感慨を刑事・民事の両裁判を通して感じました。
判決前日に準備した文章を添付します。これまでの思いと今後への願いを込めて書きました。
どうかお読み下さいますようお願いします。
民事裁判に向けて(docファイル)